2017-2018年度 RYLA報告(開催クラブ 多久RC)
物質科 3年 北野沙樹
特に、1日目に行われた講演会では、実際に論語の名文を音読し、内容の解説を受けました。その後のグループ討議では、“真の善人”について論語の直躬説話を題材として話し合い、まとめるという活動をしました。私の班ではまず直躬説話の中の善人は誰か、という議論を行い、それをもとに自分なりに考えた善人とはどのようなものか発表し合いながら、考えをまとめました。題材が難しいだけあって、どこのグループも白熱した議論が繰り広げられていました。
2日目は、多久聖廟とその周辺の歴史散策を行いました。多久聖廟は、1708年、多久四代邑主多久茂文が、教育を振興し敬いの心を育むため建てたものだそうです。とても立派な作りで、彫刻や絵の細かいところから、学問を重んじた茂文の強い思いが感じられました。また、散策道には孔子像や中国の漢文が彫られた碑などが建っており、緑がきれいで心安らぐ場所でした。
その後、グループ討議の発表を行いました。他の班の発表を通して色々な論語の解釈を聞くことができ、興味が広がりました。
今回の研修会では、普段あまり触れることのない論語について学び、自分の知識の1ページに刻むことができました。また、普段いる組織とは違う場所で発言したりする機会はなかなか無いので、この経験を学校生活でも活かしていけたらと思います。
電子制御工学科 5年 福田 匠
初日には、交流ゲームの中で、初めて会う人たちと触れ合うことで緊張感を解くことができました。これは後に行われるグループ討議を円滑に進めるような役割もあり、学生会や部活動の中でも、最初に行うアイスブレイクとしてとても参考になるものでした。
そのグループ討議の中では、今回RYLAが開催された、多久にゆかりのある、孔子の論語を元に、「これからの社会のリーダーとして真の善人とは何か」について討議を行いました。
孔子の言葉を集めた、論語の中で、孔子の生涯、彼の思想など、普段の生活では触れることのできない事まで講師であった武田耕一先生から学ぶことができ本当に良かったと思います。討議の結果として複数のグループから様々なベクトルの意見を聞き、どれも説得力のある内容で、こういったプレゼンテーション能力というのも鍛えられました。2日間にわたる合宿の有意義な時間の中で、学生や新社会人、さらには企業の社長さんなど、多くの方々とお話を交える中で、学生のうちにやっておくべきことや、これからどういう風に生きていけばいいかなど、人生をマクロな視点で考えることができました。この貴重な体験を、今後の生活に生かすことができてやっとRYLAの修了となると思うので、そうできるように頑張っていこうと思います。
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